2024年こまばのまつりに合わせて駒場にある文化財を紹介しています。
旧前田家本邸

加賀前田家16代当主が加賀藩江戸上屋敷のあった本郷から1930年に転居した邸宅。占領軍の接収などを経て現在は駒場公園となる。建物は国指定重要文化財。
前田育徳会(尊経閣文庫)

前田家16代当主前田利為候が、先祖伝来の美術工芸品・古典籍を後世に伝えるため設立し、国宝・重要文化財を数多く保存する。建物も国指定重要文化財。
先端研時計台

1929年に旧航空研究所本館として建設された時計台で、本郷の安田講堂、教養学部の時計台とともに内田祥三の設計。国の登録有形文化財。
教養学部時計台

東大と第一高等学校が一体感を持ちうるように設計され1933年に第一高等学校の本館として竣工した。国の登録有形文化財。現在、修復工事中。
駒場博物館

1934年に第一高等学校の図書館として竣工し、現在は東大に関係する企画展を年に数回開催している。入口にはオマーン国紹介の常設展示がある。
日本民藝館

1936年に柳宗悦により倉敷紡績社長からの寄付も得て開設された。柳宗悦が設立した日本民藝協会は全国各地に民藝館を展開している。
三田用水跡

江戸時代に玉川上水から分流させ、目黒区と渋谷区の境界となる稜線を通っていた。現在は廃止されたが駒場キャンパスの山手通り沿いでその遺構を残す。
駒場池

一二郎池と呼ばれていたが2008年に整備され、駒場池と命名された。自然景観を周囲に残しているが、60年前までは子供たちの遊び場だった。
ケルネル田んぼ

駒場が農学校の土地であった時代の景観を残す水田。ケルネルはドイツから招かれた農学校の教員の名で、土壌や稲の肥料の研究に貢献があった。
松見坂地蔵尊

駒場の東の入口守るといわれていて、淡島通となった滝坂道が空川を渡る遠江橋の橋のたもとに江戸時代からあった。現在は松見坂地蔵保存会が管理している。